■12日の試合 ○西武3-1巨人●
8回の裏、2アウト1塁(ランナーは足の速い片岡)、打者赤田の場面。
片岡がスタートしたため、巨人のセカンド仁志はベースカバーに入ろうとして1・2塁間がガラ空きに。
これで赤田のボテボテの打球はライト前へ抜け、1・3塁とチャンスが広がりました。
この後ナカジの同点タイムリー、カブレラの勝ち越しタイムリーが出たわけで、2アウトから動いた勇気がこの試合の勝ちにつながったと思います。
■14日の試合 ○西武11-8巨人●
8回の裏、2アウト2塁(ランナーは足の速い福地)、打者赤田の場面。
巨人のセンター鈴木は、福地の足を警戒し、センター前ヒットでのホームインを防ぐため、普段の守備位置よりもかなり前に守っていました。
そこで赤田の打球はセンターの頭を超える貴重なタイムリー2ベースヒット。
普段の守備位置であれば楽に取れる打球だっただけに、これも足がもたらした好影響と言えるでしょう。
足が速い選手というのは、もちろん内野安打を打ったり、盗塁してヒットを2ベースにするのも凄いんですが、「足が速い」というイメージがあるだけで投手が牽制球を多投してバッターに集中出来なくしたり、相手側の守備位置を変えさせることによって攻撃しやすくしたりと、相手に与える影響力は多大なものがあります。
あと守備位置も広くなりますしね。
西武は現在、チーム盗塁数32個で12球団No.1です。
積極的に次の塁を狙う姿勢が顕著に表れています。
今年の西武野球は「足」が一つのキーワードになるかもしれませんね。
個人的にこういう野球は大好きです。
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