2009年8月4日(火)
「WHIP」と「BBR」
投手の成績評価項目といえば、防御率や勝利数、奪三振数、セーブ数など

様々ありますが、最近「WHIP」「BBR」というものに興味を持ちまして、

RESULTにも掲載してみました。



まず「WHIP」とは、「1イニングあたり何人の走者を出したか

すなわち『投手の安定度を表す数字』で、

(被安打+与四球)÷投球回数 で計算します。(詳しくはこちら



~例えば1イニング投げたとして~

①三者凡退に抑える
②ヒットを2本打たれ、四球を1つ出すも、なんとか無失点に抑える

防御率は両者とも0.00ですが、WHIPは①が0.00、②が3.00となります。


防御率が「結果」を表すのに対し、WHIPは「投球内容」を表します。



Wikipediaによると、

『一般に1.00未満なら球界を代表するエースとされ、1.20未満ならエース級、
逆に1.40を上回ると問題であると言われる』


とありました。


河原投手の現在のWHIPは・・・

順位 選手名 球団 試合数 投球回 被安打 与四球 防御率 WHIP
1 林昌勇 ヤクルト 41 41 2/3 21 10 0.22 0.74
2 梅津智弘 広島 26 24 2/3 17 4 1.82 0.85
3 シュルツ 広島 48 49 30 12 1.29 0.86
4 河原純一 中日 23 17 9 6 0.53 0.88
5 藤川球児 阪神 28 31 2/3 18 11 1.71 0.92
6 木塚敦志 横浜 26 20 2/3 15 4 2.18 0.92
7 山口鉄也 巨人 49 48 2/3 35 10 1.29 0.92
8 吉見一起 中日 17 128 1/3 95 25 1.61 0.94
9 岩瀬仁紀 中日 41 36 2/3 28 7 1.96 0.95
10 チェン 中日 13 93 1/3 69 22 1.54 0.98


なんと0.88(「球界を代表するエース」クラス)でセリーグの4位!!

しかも中日投手陣の中では1位!!

中継ぎ投手の方が先発よりちょっと有利な気もしますが、
それにしてもこの数字は立派ですよね!


現在の安定感が見事に表れている数字だと思います。


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もう一つの「BBR」とは、「DreamBaseball」というオンラインゲームの中で採用されている評価項目なんですが、簡単に言うと


『チームの勝利に対する「貢献度」を表した数字』で、

<1>出場状況
<2>成績内容
<3>勝負どころでの活躍を含む印象度
<4>試合に勝つこと、得点を挙げることに対する貢献度

の要素を約5千の数式に当てはめ、上限が100点になるように調整されるとの事。


平均55~65点程度がプロとしての合格点とされているそうです。

(詳しくはこちら


さて、河原投手のBBRは・・・

順位 選手名 球団 防御率 BBR
1 ヤクルト 0.22 80.6
2 吉見 中日 1.61 80.3
3 木塚 横浜 2.18 78.0
4 ゴンザレス 巨人 2.02 77.2
5 五十嵐 ヤクルト 2.97 76.8
6 岩瀬 中日 1.96 76.5
7 小嶋 阪神 0.00 75.6
8 館山 ヤクルト 2.96 75.3
9 チェン 中日 1.54 75.2
10 シュルツ 広島 1.29 74.8
11 鎌田 ヤクルト 0.00 74.6
12 河原 中日 0.53 73.9
13 クルーン 巨人 1.33 73.9
14 川井 中日 2.83 73.9
15 藤川 阪神 1.71 73.7

合格点を大きく上回る73.9で現在セリーグ投手部門12位!!

しかも小嶋と鎌田はまだ投球回数が少ないので、実質10位と言って良いでしょう。

これだけ成績が良いと、色々な数字を見るのが本当に楽しくなってきます(^^)






昨年秋、中日のテストに合格し、晴れてプロ球界に復帰は出来ましたが、

ここまで活躍すると誰が予想出来たでしょうか。


長年河原投手を応援してきて本当~に良かったなと、しみじみ思う今日この頃です(^^)

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